除湿機を24時間つけっぱなしにしたときの電気代が気になる方へ
「梅雨や部屋干しシーズン、除湿機を一日中つけっぱなしにしたいけど電気代が心配」 「24時間運転させると、1ヶ月でどのくらいの電気代になるの?」
湿気対策には除湿機の連続運転が効果的ですが、気になるのはやはり電気代です。この記事では、除湿方式別の1日・1ヶ月あたりの電気代目安から、一日中運転させても電気代を抑えやすいおすすめの除湿機5選まで詳しく解説します。
除湿機を24時間つけっぱなしにした場合の電気代目安
除湿機の電気代は、採用されている除湿方式によって大きく異なります。電力料金目安単価31円/kWhで計算した場合の目安は以下の通りです。
| 方式 | 1時間あたり | 24時間つけっぱなし | 1ヶ月(30日)つけっぱなし |
|---|---|---|---|
| コンプレッサー方式 | 約5〜12円 | 約94〜298円 | 約2,800〜9,000円 |
| デシカント方式 | 約9〜16円 | 約211〜380円 | 約6,340〜11,400円 |
| ハイブリッド方式 | 機種により幅あり(例:165W運転で約5.1円) | 約123円前後(165W運転の場合) | 約3,700円前後(165W運転の場合) |
表を見ると分かる通り、コンプレッサー方式が最も電気代を抑えやすい傾向にあります。デシカント方式はヒーターを使う仕組み上、電気代がやや高くなりやすい一方、気温の低い冬場でも安定した除湿力を発揮できるという特徴があります。一日中の連続運転で電気代を最優先したい方は、まずコンプレッサー方式を検討するのがおすすめです。
実際の電気代は「理論値」より安くなることが多い
上記の表は、定格消費電力のまま休まず運転し続けたと仮定した理論上の試算です。実際の除湿機は、設定した湿度に達すると送風運転に切り替わったり、圧縮機やヒーターが一時的に停止したりする仕組みになっているため、多くの場合、表の金額より低い電気代で済みます。
また、多くの製品はタンクが満水になる、または24時間が経過すると自動的に運転を停止する設計になっています。「電源の切り忘れで無駄な電気代がかかってしまうのでは」という心配は、こうした自動停止機能によって軽減されていることも覚えておきましょう。
一日中運転させても電気代を抑える3つのコツ
① 除湿したい部屋の広さに合ったモデルを選ぶ
部屋の広さに対して除湿能力が不足しているモデルを選ぶと、常にフル稼働の時間が長くなり、電気代がかさみやすくなります。適用畳数に余裕のあるモデルを選ぶことで、効率よく除湿でき、結果的に電気代の節約にもつながります。
② 湿度センサーによる自動運転機能を活用する
設定した湿度に達すると自動で送風運転や停止に切り替わる機能があれば、無駄な連続運転を避けられます。「つけっぱなし」といっても、賢く湿度を管理してくれる機種を選ぶことがポイントです。
③ 使用シーズンに応じて方式を使い分ける
梅雨〜夏の連続運転がメインならコンプレッサー方式、冬場の結露対策や衣類乾燥も兼ねたいならヒーターを使うデシカント方式やハイブリッド方式を検討するなど、季節に応じた使い分けも電気代を抑える工夫の一つです。
一日中の連続運転におすすめの除湿機5選
① アイリスオーヤマ コンプレッサー方式除湿機 DCE-6515 — 175Wの省エネ設計
消費電力175Wという低消費電力設計のコンプレッサー方式除湿機。1時間あたりの電気代を抑えられるため、梅雨シーズンなど長時間の連続運転が必要な時期でも家計への負担を抑えやすいのが魅力です。夏場の高い除湿効果とエネルギー効率の高さを両立させたい方におすすめの一台です。
- 方式:コンプレッサー方式
- 消費電力:175W
- 特徴:低消費電力で長時間運転に向く
- こんな方におすすめ:梅雨〜夏の連続運転で電気代を最優先に抑えたい方

② シャープ CV-S180-W — 木造20畳・鉄筋40畳対応の広範囲モデル
木造20畳・鉄筋40畳まで対応する、コンプレッサー方式の衣類乾燥除湿機。プラズマクラスター7000を搭載しており、除湿と同時にカビ抑制効果も期待できます。広めのリビングなど、一日中除湿したい部屋が広い場合でも、無理なく対応できる除湿能力を備えています。
- 方式:コンプレッサー方式
- 適用畳数:木造20畳・鉄筋40畳
- 特徴:プラズマクラスター7000でカビ抑制
- こんな方におすすめ:リビングなど広めの部屋を一日中除湿したい方

③ パナソニック エコ・ハイブリッド方式除湿機 F-YEX90D — 季節を問わず使えるハイブリッド式
気温に応じてコンプレッサー方式とデシカント方式を自動で使い分けるハイブリッド式除湿機。夏はコンプレッサー方式で電気代を抑えつつ、冬はデシカント方式でしっかり除湿するなど、一年を通して効率的な運転が可能です。運転モードによって消費電力に幅があるため、シーズンごとの電気代の変化も踏まえて使いたい方に向いています。
- 方式:ハイブリッド方式(コンプレッサー+デシカント自動切替)
- 特徴:季節を問わず安定した除湿力
- こんな方におすすめ:一年中、季節に応じて効率よく除湿機を使いたい方

④ コロナ CD-H1025 — 衣類乾燥にも強いデシカント式
デシカント方式を採用した、衣類乾燥にも強い除湿機。乾燥剤の入ったローターで空気中の湿気を吸着する仕組みのため、室温の低い冬でも安定した除湿力を発揮できます。衣類乾燥モード専用のヒーターを搭載しており、部屋干しの多いご家庭で、特に冬場の湿気・部屋干し対策を重視したい方におすすめです。
- 方式:デシカント方式
- 特徴:衣類乾燥モード専用ヒーター搭載/冬でも安定した除湿力
- こんな方におすすめ:冬場の部屋干し・結露対策を重視したい方

⑤ 小型ペルチェ式除湿機(PSE認証済) — 1時間あたり約0.22円の低コストモデル
ダブルペルチェ式を採用した、コンパクトな小型除湿機。1時間あたりの電気代は約0.22円と非常に経済的で、作動音も20dBと静かなため、寝室やクローゼットなど狭い空間での一日中の連続使用にぴったりです。引き出し式の排水タンクは着脱がしやすく、満水になると自動で停止して音で知らせてくれる安心設計。ただし除湿能力はコンプレッサー式やデシカント式ほど高くないため、広い部屋よりもピンポイントの湿気対策に向いています。
- 方式:ペルチェ式(ダブルペルチェ)
- 電気代目安:1時間あたり約0.22円
- 特徴:静音設計(20dB)/満水自動停止機能
- こんな方におすすめ:クローゼットや寝室など、狭い空間で一日中コストを抑えて使いたい方

比較表
| 商品名 | 方式 | 電気代目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ DCE-6515 | コンプレッサー式 | 消費電力175W | 低消費電力の省エネ設計 |
| シャープ CV-S180-W | コンプレッサー式 | ー | 木造20畳・鉄筋40畳対応 |
| パナソニック F-YEX90D | ハイブリッド式 | 運転モードにより変動 | 季節に応じて自動で方式を切替 |
| コロナ CD-H1025 | デシカント式 | ー | 衣類乾燥モード専用ヒーター搭載 |
| 小型ペルチェ式除湿機 | ペルチェ式 | 1時間約0.22円 | 狭い空間向け・低コスト・静音 |
※消費電力・電気代・価格は変更される場合があるため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
よくある質問
Q. 除湿機は本当に24時間つけっぱなしにしても大丈夫? A. 多くの製品はタンクが満水になる、または24時間経過すると自動的に運転を停止する設計になっています。安全機能を備えた製品であれば、基本的に連続運転を想定して作られているため、過度に心配する必要はありません。
Q. コンプレッサー式とデシカント式、結局どちらが一日中の運転に向いている? A. 電気代を最優先するなら、一般的に電気代が安い傾向にあるコンプレッサー式がおすすめです。ただしコンプレッサー式は気温が低いと除湿能力が落ちやすいため、冬場も一日中使いたい場合は、デシカント式やハイブリッド式も検討しましょう。
Q. エアコンの除湿運転と除湿機、一日中使うならどちらが安い? A. 部屋の広さや使用環境によって異なりますが、狭い範囲をピンポイントで除湿したい場合は除湿機の方が効率的なケースが多いです。部屋全体を涼しくしながら除湿したい場合は、エアコンの除湿運転と併用するのも一つの方法です。
まとめ
除湿機を一日中つけっぱなしにした場合の電気代は、方式によって大きく異なり、コンプレッサー方式が比較的安く抑えやすい傾向にあります。ただし、これらはあくまで理論値であり、実際は湿度センサーによる自動運転や満水時の自動停止機能によって、多くの場合はより低い電気代で運用できます。
今回紹介した5モデルは、いずれも連続運転を前提とした安心設計の実力派です。除湿したい部屋の広さや使用シーズンに合わせて、電気代を抑えながら快適な湿度管理を実現する一台を見つけてください。

