ドラム式洗濯機のかさ上げ台は本当に必要なのか迷っている方へ
「ドラム式洗濯機の扉が低くて、洗濯物の出し入れのたびに腰が痛い」 「かさ上げ台って聞くけど、実際どれくらい効果があるのか分からない」
ドラム式洗濯機は縦型と違い、扉が本体の正面下側についているため、そのまま設置すると前かがみの姿勢になりやすい構造をしています。この記事では、かさ上げ台が必要になる理由と、選ぶ際の注意点、おすすめのかさ上げ台5選を詳しく解説します。
ドラム式洗濯機にかさ上げ台が必要とされる3つの理由
① 前かがみの姿勢による腰痛対策
ドラム式洗濯機は扉が本体の下寄りに配置されているため、床に直接置くと、洗濯物の出し入れのたびに深く腰をかがめる必要があります。この動作を毎日繰り返すことで、腰への負担が蓄積してしまいます。かさ上げ台で本体の位置を上げれば、扉の高さが上がり、前かがみの姿勢を軽減できます。
② 排水ホースのスペース確保
洗濯機の下側に排水口がくる設置環境では、排水ホースを通すスペースが足りず、そのままでは設置できないケースがあります。かさ上げ台を使うことで排水ホースのスペースを確保でき、排水トラブルを防ぎやすくなります。
③ 掃除のしやすさ
洗濯機の下は普段掃除がしにくく、ホコリやゴミが溜まりやすい場所です。かさ上げ台によって洗濯機の下に空間ができれば、掃除機やモップが入りやすくなり、洗濯機パンや排水口の掃除もぐっとラクになります。
かさ上げ台選びで見落とせない注意点:振動が増える場合もある
かさ上げ台は良いことばかりのように思えますが、実際の検証データでは注意すべき点も見つかっています。ある製品の比較検証では、かさ上げ台を設置したことで洗濯機上部の左右揺れが床置きよりも増幅したという結果が出ています。床への振動の伝わりやすさについても、置き台の種類によって効果はさまざまで、「振動を大幅に抑えたい」という目的だけでかさ上げ台を選ぶと、期待した効果が得られないこともあります。
かさ上げ台に求める目的が「腰痛対策・掃除のしやすさ」なのか「振動・騒音の軽減」なのかによって、選ぶべき製品の特徴も変わってくる点を押さえておきましょう。
ドラム式洗濯機かさ上げ台を選ぶ3つのポイント
① 耐荷重は必ず確認する
ドラム式洗濯機は、水や衣類の重さが加わると100kgを優に超えるケースが多く、かさ上げ台には高い耐荷重性能が欠かせません。耐荷重が不足した製品を選んでしまうと、運転中に台が破損したり、大きな騒音が発生したりするリスクがあるため、必ず対応する洗濯機の重量以上の耐荷重を持つ製品を選びましょう。
② メーカー純正品か汎用品かを検討する
洗濯機メーカーが販売する純正のかさ上げ脚セットは、対応機種との互換性が高く、安定性に優れているのが特徴です。一方、汎用タイプのかさ上げ台は、幅広い機種に対応できる柔軟性がメリットです。お使いの洗濯機のメーカー・型番に対応した純正品があるか、まず確認してみるとよいでしょう。
③ 設置環境(防水パンの有無)を確認する
防水パンがない賃貸物件などでは、排水の問題を考慮する必要があります。排水口の位置によっては適切な高さのかさ上げが必要になるため、不安がある場合は専門業者に相談し、防水シートや排水トラップを併用するといった対策も検討しましょう。
ドラム式洗濯機のかさ上げ台おすすめ5選
① GAONA(ガオナ) これカモ 洗濯機用かさ上げ台 — 振動軽減とメンテナンス性を両立
かさ上げの高さ約100mmで、洗濯機の下に掃除やメンテナンスがしやすい空間を確保できるかさ上げ台。防振ゴムを採用しており、洗濯機の揺れを吸収して振動音を軽減する効果も期待できます。耐荷重は約3.6kN(370kgf)と高く、ドラム式洗濯機にも対応。ほとんどの洗濯機パンメーカーに取付可能な汎用性の高さも魅力です。
- 高さ:約100mm
- 耐荷重:約3.6kN(370kgf)
- 特徴:防振ゴムで振動音を軽減/ほとんどの洗濯機パンに対応
- こんな方におすすめ:掃除のしやすさと振動対策の両方を重視したい方

② JINSELF あげピタくん — 特許取得の耐荷重1,000kgモデル
特許取得済みの構造で、耐荷重1,000kgという高い安定性を誇るかさ上げ台。静音性に配慮した3層構造とゴムコーティングを採用しており、設置時のズレを防ぐ滑り止め両面テープも付属しています。高さは10.5cmあるため、洗濯機下に十分なスペースが生まれ、掃除もしやすくなります。実機検証でも「洗濯機も置き台もズレることなく安定した設置ができた」と評価されており、脱水時の激しい動きでも安定感を重視したい方におすすめです。
- 高さ:10.5cm
- 耐荷重:1,000kg(特許取得済み構造)
- 特徴:3層構造+ゴムコーティングで静音性に配慮/滑り止め両面テープ付属
- こんな方におすすめ:とにかく安定性・ズレにくさを最優先したい方

③ 日立 TR-BD2 — メーカー純正の安心設計
日立の洗濯機との互換性が高い、メーカー純正のかさ上げ台。洗濯機の重量を支えるだけでなく、振動を吸収する機能も備えており、洗濯時の騒音軽減効果も期待できます。設置も簡単で、特別な工具を必要とせず短時間で取り付けられるのも嬉しいポイント。日立製のドラム式洗濯機をお使いの方は、まず候補に入れたい一台です。
- 対応:日立製ドラム式洗濯機
- 特徴:メーカー純正で高い互換性/振動吸収機能付き
- こんな方におすすめ:日立の洗濯機を使っていて、純正品の安心感を重視したい方

④ 東芝 TW-AS6 — 排水口との干渉を防ぐかさ上げ脚セット
東芝のドラム式洗濯乾燥機向けに設計された、純正のかさ上げ脚セット。このセットを使用すると洗濯機の高さを約77mm上げることができ、排水口のエルボが洗濯機の下面に接触してしまう問題を解決できます。洗濯機を適切な高さに持ち上げることで排水システムとの干渉を防ぎ、スムーズな排水を確保できるのが最大の特徴です。
- 高さ:約77mmアップ
- 対応:東芝製ドラム式洗濯乾燥機
- 特徴:排水口のエルボとの干渉を防ぐ設計
- こんな方におすすめ:東芝の洗濯機で排水口との干渉に悩んでいる方

⑤ 智恒 洗濯機置き台 — ステンレス×ABS樹脂の汎用モデル
ステンレス鋼とABS樹脂を組み合わせた、耐荷重300kgの汎用タイプの洗濯機置き台。特定のメーカーに限定されない設計のため、幅広い機種の洗濯機に対応できる汎用性の高さが魅力です。純正品にこだわらず、コストを抑えつつ実用的なかさ上げ台を探している方に向いています。
- 耐荷重:300kg
- 素材:ステンレス鋼+ABS樹脂
- 特徴:メーカーを問わず使える汎用タイプ
- こんな方におすすめ:純正品にこだわらず、幅広い機種に対応できる汎用品を探している方

比較表
| 商品名 | 高さ | 耐荷重 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GAONA これカモ | 約100mm | 約3.6kN(370kgf) | 防振ゴムで振動音軽減 |
| JINSELF あげピタくん | 10.5cm | 1,000kg | 特許構造・安定性に優れる |
| 日立 TR-BD2 | ー | ー | メーカー純正・振動吸収機能付き |
| 東芝 TW-AS6 | 約77mmアップ | ー | 排水口エルボとの干渉防止 |
| 智恒 洗濯機置き台 | ー | 300kg | ステンレス×ABS樹脂の汎用モデル |
※高さ・耐荷重・価格は変更される場合があるため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
よくある質問
Q. かさ上げ台があれば洗濯機の振動・騒音は必ず軽減される? A. 製品によって効果は異なります。防振ゴムなど振動対策に配慮した設計のモデルもありますが、検証によってはかさ上げによって上部の揺れが増幅したケースも報告されています。振動・騒音対策を最優先したい場合は、防振機能を明記した製品を選び、レビューなども参考にしましょう。
Q. 防水パンがない賃貸でもかさ上げ台は使える? A. 防水パンがなくても設置自体は可能ですが、排水の問題を考慮する必要があります。排水口の位置によっては適切な高さのかさ上げが必要になるため、不安な場合は専門業者に相談し、防水シートや排水トラップの併用も検討しましょう。
Q. 縦型洗濯機にもかさ上げ台は必要? A. 縦型洗濯機は本体重量30〜50kg程度、水や衣類を加えても100kg前後のため、市販の置き台の多くはそもそも耐荷重に余裕があります。腰痛対策としての必要性は、扉が下部にあるドラム式の方が高いといえます。
まとめ
ドラム式洗濯機のかさ上げ台は、「前かがみ姿勢による腰痛対策」「排水ホースのスペース確保」「掃除のしやすさ」という3つの理由から、多くの方にとって導入するメリットがあるアイテムです。ただし、振動対策として過度な期待をしすぎず、耐荷重をしっかり確認した上で選ぶことが失敗しないポイントです。
今回紹介した5モデルは、いずれもドラム式洗濯機の設置環境改善に役立つ実力派です。お使いの洗濯機のメーカーや、重視したいポイント(安定性・振動対策・排水口との干渉防止など)に合わせて、最適な一台を見つけてください。

