飛行機の離着陸で耳が痛くなる方へ
「離陸・着陸のたびに耳がツーンと痛くなる」 「若い頃は平気だったのに、最近になって耳の痛みを感じるようになった」
飛行機の耳の痛みは、多くの旅行者が経験する悩みです。実は、この痛みは正しい対策で大きく軽減できます。この記事では、飛行機で耳が痛くなる原因から、痛みを和らげる「気圧調整耳栓」の仕組み、耳への負担が少ないおすすめモデル5選まで詳しく解説します。
なぜ飛行機で耳が痛くなるのか
飛行機の耳の痛みは、離陸・着陸時に機内の気圧が急激に変化することで起こります。耳の奥にある鼓膜は、外側(外耳)と内側(中耳)の気圧差によって圧迫され、これが「耳がツーンとする」「痛い」という感覚につながります。
通常、耳管(耳と鼻をつなぐ管)が自然に開閉することで気圧差は自動的に調整されますが、飛行機の上昇・下降スピードは変化が急なため、耳管の調整が追いつかず痛みとして現れやすいのです。また、加齢や鼻炎・花粉症などで耳管の働きが低下していると、若い頃は平気だった人でも痛みを感じやすくなることがあります。
普通の耳栓と「気圧調整耳栓」は仕組みが違う
一般的な防音用の耳栓は、あくまで「音を遮断する」ことが目的です。一方、飛行機用に開発された気圧調整耳栓は、独自のメンブレン(薄い膜)技術によって、耳の内外の気圧差をゆるやかに調整し、鼓膜への急激な圧力変化を和らげる仕組みを備えています。単に耳をふさぐだけの耳栓とは目的も構造も異なるため、「耳の痛み対策」を求めるなら気圧調整機能付きのモデルを選ぶことが重要です。
「痛くない」耳栓を選ぶための4つのポイント
① 耳孔の奥まで挿入しないタイプを選ぶ
耳栓には、耳孔の奥深くまで挿入するタイプと、耳の入り口付近で圧縮してフィットさせるタイプがあります。奥まで挿入するタイプは、長時間使用すると痛みを感じる人がいるため、耳への負担を抑えたい方は、耳の入り口付近にフィットする球状・膨張タイプを選ぶのがおすすめです。
② 柔らかい素材・突起の少ない形状を選ぶ
横向きで寝る、枕やヘッドレストに耳を押し当てるといった動作をしても痛みを感じにくいよう、突起の少ないなめらかな形状で、柔らかい素材(ポリウレタンやシリコンなど)を採用したモデルを選びましょう。
③ 遮音値(dB)は用途に合わせて選ぶ
遮音値が高すぎると、必要な機内アナウンスや会話まで聞こえにくくなることがあります。静けさを最優先しないのであれば、25dB前後の適度な遮音性を備えたモデルを選ぶと、必要な情報を聞き逃しにくくなります。
④ サイズ展開があるかを確認する
耳の形状や大きさには個人差があります。小さめサイズや子ども用のSサイズが用意されているブランドであれば、自分や家族の耳に合ったサイズを選びやすくなります。
耳栓以外にもできる、耳の痛み予防のポイント
- 唾を飲み込む、あくびをする:耳管を開きやすくする動作で、気圧調整を助けます
- ガムを噛む・飴をなめる:飲み込む動作が増えることで、耳管が自然に開きやすくなります
- 鼻をつまんで優しく空気を送る(耳抜き):鼻をつまんだ状態で軽く息を送り出す方法で、気圧差を緩和できます。ただし強くやりすぎると鼓膜を傷める恐れがあるため、優しく行いましょう
- 鼻炎・花粉症の症状がある場合は事前にケアする:耳管の働きが鼻の状態に影響されるため、症状がひどい場合は搭乗前に薬などで対策しておくと安心です
飛行機で耳が痛くならないおすすめ耳栓5選
① サイレンシア フライト専用耳栓 — メンブレン技術で気圧差をやわらげる
飛行機での移動に特化して開発された、気圧調整機能付きのイヤープラグ。独自のメンブレン技術により周囲の騒音を低減しながら、気圧の変化をやわらげてくれます。電子式ではないため、フライト中ずっと使用し続けられるのも特徴です。専門的に開発された仕組みで、しっかりと気圧対策をしたい方におすすめです。
- 特徴:独自メンブレン技術による気圧調整機能
- 使用時間:電子式ではないため長時間使用可能
- こんな方におすすめ:本格的な気圧調整機能を求める方

② 球状シリコン耳栓(フィットタイプ) — 耳孔の奥まで入れず異物感が少ない
球状のシリコン塊で耳をふさぐタイプの耳栓。耳の形状に合わせて自然にフィットするため装着感が良く、耳孔の奥まで入れなくて済む分、異物感や痛みを感じにくいのが特徴です。遮音性はやや控えめのため、必要な音は聞こえるようにしたいという方にも向いています。防水性も高く、耳栓としてだけでなく水回りでの使用にも対応できます。
- 素材:シリコン
- 特徴:耳孔の奥まで挿入不要/防水性も高い
- こんな方におすすめ:異物感の少なさを最優先したい方

③ gowell 耳らくんフライト レギュラー — ネックストラップ付きで紛失防止
「飛行機で耳が痛くならない耳栓」として展開されているモデル。大人用のレギュラーサイズで、ネックストラップが付いているため、機内で外した際にどこかへ落としたり紛失したりする心配が少ないのも嬉しいポイントです。長時間のフライトで、耳栓の管理をラクにしたい方に向いています。
- サイズ:大人用レギュラー
- 特徴:ネックストラップ付きで紛失防止
- こんな方におすすめ:長時間フライトで着脱を繰り返す方

④ 気圧調整機能付き耳せん 2個入り)携帯ケース付き — 家族・同行者とシェアできるお得なセット
気圧調整機能を備えた耳栓が2ペア(4個)セットになったモデル。携帯ケースが付属しているため、なくす心配が少なく、鞄の中でも清潔に持ち運べます。2ペア入っているため、自分用の予備として、あるいは家族や同行者とシェアして使うのにも便利です。
- セット内容:2個入り+携帯ケース
- 特徴:紛失対策のケース付き/同行者とシェアしやすい
- こんな方におすすめ:家族旅行で複数人分をまとめて用意したい方

⑤ 子ども用 気圧調整耳栓 — 小さな耳にフィットする柔らかい素材
子どもの耳に合わせて設計された、小ぶりなSサイズの気圧調整耳栓。柔らかい素材を採用しており、快適なつけ心地で離着陸時の耳の痛みや不快感を緩和してくれます。ケース付きで衛生的に保管でき、1セットで往復のフライトに使えるのも便利なポイント。お子様が飛行機の耳の痛みで不安にならないよう備えておきたいご家庭におすすめです。
- サイズ:子ども用
- 特徴:柔らかい素材でフィットしやすい/ケース付きで衛生的
- こんな方におすすめ:お子様連れのフライトで耳の痛み対策をしたい方

比較表
| 商品名 | タイプ | 特徴 |
|---|---|---|
| サイレンシア フライト専用耳栓 | メンブレン技術 | 気圧調整機能に特化した専門設計 |
| 球状シリコン耳栓 | 球状フィット | 耳孔の奥まで挿入不要で異物感が少ない |
| gowell 耳らくんフライト | 気圧調整タイプ | ネックストラップ付きで紛失防止 |
| 気圧調整耳せん 2個 | 気圧調整タイプ | 携帯ケース付き・同行者とシェア可 |
| 子ども用 気圧調整耳栓 | 気圧調整タイプ | 子どもの耳にフィットする柔らかい素材 |
※仕様・価格は変更される場合があるため、最新情報は各販売ページでご確認ください。
よくある質問
Q. 普通の防音用耳栓でも、耳の痛み対策になる? A. 一定の効果を感じる方もいますが、防音用の耳栓は気圧差を調整する仕組みを備えていないため、気圧対策としては「気圧調整機能付き」と明記された耳栓を選ぶ方が効果的です。
Q. 気圧調整耳栓を使えば、耳抜きは不要になる? A. 気圧調整耳栓は気圧差をやわらげる効果が期待できますが、耳抜き(唾を飲み込む、あくびをするなど)と組み合わせることで、より効果的に痛みを予防できます。
Q. 耳栓をしていても耳が痛い場合はどうすればいい? A. 鼻をつまんで優しく息を送る耳抜きを試す、飴をなめる・ガムを噛むなどして唾を飲み込む回数を増やすといった方法を組み合わせてみましょう。鼻炎や花粉症の症状がある場合は、事前に医師に相談しておくとより安心です。
まとめ
飛行機で耳が痛くなる原因は、離着陸時の急激な気圧変化にあります。対策としては、単なる防音用ではなく「気圧調整機能付き」の耳栓を選び、耳孔の奥まで挿入しない柔らかい素材のタイプを選ぶことがポイントです。耳抜きなどの予防法とあわせて実践すれば、より快適なフライトを過ごせます。
今回紹介した5モデルは、いずれも耳への負担を抑えながら気圧変化に対応できる実力派です。ご自身やご家族の耳に合った一台を見つけて、耳の痛みを気にせず旅行を楽しんでください。

